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2015年4月30日木曜日

届く音、届ける意識


趣味であろうと仕事であろうと、楽器演奏を嗜むのであれば、
演奏技術の向上とともに気になるのが良い音が出せているかどうか。
そして、この良い音ってやつがまた厄介で、一体何を持ってして「良い音」って言えるのかが皆目検討もつかない。

いろんな方に、
いろんな場面で、
いろんな形で質問をされるのだが、
実際問題、それに対する明確な答えは見つかっていない。
というよりも、一生見つからないだろう。
 

自分が一番好きなスネアドラムSONOR D-505


自分なりに考え導き出した結論みたいな、逃げ道みたいなものは

「世に存在する(一定レベルをクリアしている)楽器はすべて素晴らしいものであり、結局のところ楽器や音の良し悪しは比較論に過ぎない。比較検討しながら自分に合うものを探すしかない」

って、感じです。
比較検討するっていうことは、自分の中に明確な基準を持っていなければいけないという大前提があるわけだが。

自分が好きな音
バンドが求める音
アンサンブルにマッチした音.....

いろんな考え方があるだろうが、自分が良いと判断する音のカタチは、自分の中にしかないわけである。

しかし、最近、この良い音に対する考え方に、さらに抽象的になってしまうが、自分のための自分なりの答えらしきものが朧気ながら見えてきている気がする。

各種SNSでの交流のお陰で、いろんなジャンルのいろんなタイプの打楽器奏者と以前より深い部分で意見効果をする機会が増えている。
そんな中で感じることは
「音の感じを表現する言葉、同じ言葉でも意味合いが違うことのほうが多い」
当然、そんなことは前からわかってましたよ。
でもね、感覚的にではなく、概念として根本的に違っているって言うことがあるっていうことに気づいたんです。

鳴りが良い、ヌケが良い、立ち上がりが早い。。。。。

オーケストラな方々の意味と、ロックな私とでは、全部捉え方が違います。

いろんな方々との交流、
そんな機会が増えたことで色々考えさせられることがここの所一気に押し寄せてきた感じです。

さて、長い前振りになってしまいましたが、本題はここから(笑)

良い音。
そいつに対する自分の意識を変えてくれるきっかけ。
様々な方との交流。それは確か。

でも、

その下地を作ってくれたのは
とあるバンドとの出会いでした。(出会いに関しては過去に書いてます

「D.W.ニコルズ」

初めて体感したライブは衝撃的でした。

普通、ライブってのは、
ハッキリ言って「非日常」。。。

しかし、
そこで見たものは、
なぜだか普段感じてきたものとは全く違った異質なものだった。

観客を引き込み、巻き込んだ、アットホームな雰囲気。
日常の延長にあるかのごとくリラックスした雰囲気。

何よりも、バンドが出すサウンドの一つ一つが、
しっかり伝わってくる。

ボトムをしっかりと支える安定感があり優しいベース。
確かな技術と幅広い音楽性を感じさせ、程よい緊張感を生み出すギター。
メンバーそれぞれの間をしっかりつなぎ、冷静さと熱を与え、さらに安心感を感じさせるドラム。

そして何より、
聴衆の心に直接響く歌声。
音程、リズム、テクニック。。。
そんなものどうでもいいじゃん!って思わせる激アツな歌声!!!

ハマりました。

見れば観るほど、
聞けば聴くほど、さらにさらにハマってきます。



彼らの創りだすサウンドは、取り立てて高度でも、際立って尖ってもいません。
ハッキリ言って特別なことなど何もありません。

でも、響くんです!

誰もが知っている 耳に馴染んだ言葉
そんな言葉を恥ずかしげもなく、惜しみなく、でも巧に操り、
わかりやすい、親しみやすい、響きやすい歌。

メンバー間の強い信頼関係の上に成り立つムダのない考えに考え抜かれた、隙のないアンサンブル 。

ギターがどうの、ドラムがどうの。
そんなことは一切考えさせない、至上の、極上のサウンド。

きっと相当考え作り上げているだろうそのサウンド。
でも、そんなことはどうでもいいと思う。
そう、幸せになれるサウンド!
これが、一番しっくり来る(笑)

願いと祈りを歌に込めて。。。。

彼らの詩にあるように、
彼らは、自らのため、そして自分たちのサウンドを聞いてくれる人たちのために、
優しさと、思いやりを音に込めて、
正しく自分たちのサウンドを聴衆に届け、響かすことだけを考えているんじゃないだろうか。

D.W.ニコルズ

彼らには

浄化作用と癒しのパワーが有る。
聴くものの心を素直にし、
涙させ、笑顔にする。。。

ひとつのバンドに肩入れするなんて、自分の柄じゃないし、
ひとつのバンドにこんな愛着を感じるなんて自分でも驚いてる!

でも、そんなバンドなんだな。

D.W.ニコルズ

※決してリズム隊女子がかわいいからハマったってわけじゃないですよ。ふたりともかわいいけどwww

彼らに出会ったことで、それまで自分の中にあったモヤモヤとした何かが、
何となく、外に出始めていったような気がします。
そして、流れだしたモヤモヤの隙間に、
今まで自分の中には無かった何かが流れこむきっかけを与えてくれたんだと思います。

自分の気持を素直に届ける意識、それを伝えるための届く音。

それが、音楽的に唯一正しい良い音なんじゃないかと、そんな感情を覚え始めたのは、間違いなく彼らのお陰です!

■結成十周年を迎えリリースされたベストアルバム、超絶イイっす!


■そして彼らにハマったきっかけのアルバム


ライブのほうが100倍幸せになれるけど。。

D.W.ニコルズOFFICIAL WEB SITE >>>

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